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カルチャー・旅行・試行錯誤

あまりにもすごすぎる

うまれて初めて宝塚を見に行った感想ログです 個人の感想なのであしからず


あまりにすごすぎない?????(知能5)
正直DVDもあるんだし、わざわざ生で行くことなくても…と思ってるタイプの人間だったんだけど、生で、同じ空間で同じ人間が歌って踊っているだけにもかからわず、ものすごい良いエネルギーに充てられて、ひたすら夢心地だった。ホントに素敵すぎた。こりゃ宝塚とか劇とかライブにはまる人が多いのも分かる。生のエネルギーはすごい。人間の情熱ってすげえ…愛…エモ…という気持ちで遅延しまくった中央線に揺られながら帰った。ぜひDVDもほしいし、今年中に一回はもう一度見に行きたいと思いました。一人の人間どころか多くの人をこれだけ惹きつけるんだから宝塚はほんとうにすごい…。そしてこれが新トップのお披露目だっていうんだからサイコーすぎますよ…。

 

簡潔に言えば革命後の18世紀末フランスを舞台にした、マクシミリアン・ロベスピエールのお話です。ほかの人の感想も見ていても思ったのだが、革命をお勧めんがために狂気の淵へ落ちていく望海さん演じるマクシミリアン(愛称マクシム)を周囲の人物、友人で革命家のダントン(彩風さん)や恋人マリーアンヌ(真彩さん)を引き留めようとする構図でした。フランス革命のことはさっぱりなのですが、構図自体は分かりやすかったので物語の筋がすぐ頭に入ったのはうれしかった。オペラとかだと事前予習しないとさっぱり分からないところあるもんね。

 

・マクシムと望海さんについて
事前に歌がすごくうまいとは知っていたけど、マイクがあるにしてもここまでエネルギーのある歌声だと思っていなかった。あとアホほどイケボだった。しゃべるたびにときめいていた。かっこよすぎる…(瀕死)
演技のことはよく分からないが、一般的にあまりいい印象のない(らしい)ロベスピエールという人物をすごく好青年に写し取っていたと思う。この劇でマクシムにうけた印象だと、純潔で非常にピュア、清潔で繊細な未熟な美青年という感じです。美しくないことはできない、信念に曲がったことはできない、だから一度選んだ道は進み続けるしかない。愛のために純潔でありたい、そのために背景や深読みなどをしようとはしない。傷つきやすさと感受性たっぷりという感じで、それが望海さんの少年らしさを出した声にぴったりだなあと思いました。一番最後にマリーアンヌの背中を押すところがエモすぎました。

 

・マリーアンヌと真彩さんについて
プログラムみたとき顔が好みすぎてしぬかとおもいました。あと声の透明感がすごい…。
劇で受けたマリーアンヌの印象はよくもわるくもいいところのお嬢様という感じですね。本当に人を殺すことはできないし、思いこみやすく思いつめやすい。純情でやさしく、真っ白。そういうところがマクシムを引き付けたんじゃないかなあと思います。ヒロインらしいヒロインで、教育もきちんと受けて頭もいい。現状のことも分かっている。皮肉にも彼女を不幸に陥れた革命こそが、愛するマクシムに出会うきっかけになったというバクモエ要素つめこまれててしぬかとおもいました(二度め)。それを分かってるっていうのがイチバン萌えたポイントです。

 

・ダントンと彩風さんについて
すごい良いキャラだった。これが助演男優賞ってやつか…。たぶんこういうキャラクター性すきなひといっぱいいると思うし、二番手にぴったりすぎる役だと思いました。あと声もかっこよかった。無理すぎるほどかっこよかった。
劇で受けたダントンのイメージは、人情と熱情に生きる任侠ってかんじ。責任感も強く、身近な人間を大事にする大黒柱で、悲哀も情熱も抱えて、しかもそこに茶目っ気があるのがいい。すごくいい。なにより良いのは言い訳しないことと、言い訳できないことの間に挟まれて糾弾されていたところと、処刑のシーンでしたね…。お前より先に待っているとかなんなんだ…? 好きになっちゃうよね…わかるわかる…。

 

  • レヴュー・スペクタキュラー 『SUPER VOYAGER!』-希望の海へ-(作・演出/野口 幸作)感想

航海者をテーマに、望海さんのトップスター就任と新生雪組の「船出」をイメージしたプロローグ的ダンスパフォーマンスでした。「望(HOPE)」「海(OCEAN)」「風(WIND)」「斗(BIG DIPPER)」と新トップスターの名前にまつわる場面を中心に、いろんなダンスがでてきたんですが、ジブリ楽曲とか「Hard Knock Days」とかホントにエモすぎるおいしすぎる曲選で、ひたすらノリノリ笑顔になってました。あとさあ…「また会いに来いよ」ずるくないですかあ…? 恋でしょあんなの…死しかねえ…ときめきでアドレナリンとかエンドルフィンとかドーパミンとかセロトニンとかでまくってました…。かっけえ…かっこよすぎる…死んでもいい


まとめ
フランス革命のことさっぱり分からないちゃんなので、その辺の素地がもっとあったら受けた印象もだいぶちがうだろうなあと。敷居高く感じていたミュージアムや宝塚でしたが、行ってみてすごくよかったです。素人だからこそ楽しめたこと、分からなかったこといろいろあると思うけど、ほんとにおもしろかったし、もう一度行きたいと思ったし、観れてすごく幸せでした。ほんとに幸せでした…ありがとう宝塚…DVD買います…