魔法少女になれない私たちは
オタク文化とか美少女とかについて本を読んで、まどマギを見たので、魔法少女について思ったことを書こうかなあと。
先日、プリキュアでついに男の子がプリキュアになりましたね。わたしはプリキュアそこまで詳しくないのですが、女の子向けアニメで男の子が「女の子たちのプリキュア」になったことはやっぱりすごいことだと思います。
ネットでの反響を見る限りは良かったという印象が多いイメージです。わたしも男の子がプリキュアになれること自体はすごくすてきだと思います。「女の子は誰だってプリキュアになれる」時代から、「誰だってプリキュアになれる」時代に変わったのかなと感じました。
ただ、わたし自身は女の子なのにプリキュアになれない層だったなあと思い出しました。わたしはメチャクチャ夢見がちで、虚構コンテクストに親和性が高い人間なので、現実とフィクションの違いはついていても、だからと言って魔法みたいなことが現実に起きないとも限らないと本気で思っていました。
プリキュアになりたいわけではないですが、それに近い魔法少女になれる日が、ハリーポッターみたいに魔女・魔法使いになるためのおたよりがいつかくるのではと思ってました。こないまま成人しましたね。
魔法少女になれなかった私たちが現実で生きて行くには、現実で使える魔法を勉強しなくちゃなりません。変身はできないし、精神と時の部屋もない。必殺技を教えてくれる人はいないし、人生の師に出会えるかどうかは運によるし。
意外と、人生の真理とか、生き方みたいなものをいろんなところでいろんな人が教えてくれるんですよね。高校までの教育は、生き方を教えているんだなと大学卒業が見えてきた年になって思い知ります。勉強ができるからどうだ、ということではなく、この社会で生きていくルールとか手段を教えているんですね。私は学級崩壊も経験しているのですが、その時の先生を代表として、今まで自分を教えてくれていた先生には本当に感謝の気持ちしかないです。
もしかしたらこの世にはチート技が効くということがあって、その技さえ覚えれば人生楽勝なのかもしれない。でも魔法少女になれなかった私には多分、そのチート技なるものが使えません。知っていたとしても使いこなせないでしょう。
しかし、そんな大多数の私たちだからこそできること、使える魔法があるとしたら、それは自分で考えて選んで経験することに尽きるのかなと思います。
人生哲学とか、人生はこうすればいいとか、いろんな偉人が言っているけど、でもその言葉は言葉にしかすぎないんですよね。自分でわかって、自分の人生で積み上げてきたものだけが血肉を持つ。地味で細やかで果てのない話だなあと思います。その点で、わたしはまだ、借り物の言葉を喋っているだけなのかもしれません。
でもそうやって地道に少しずつ積み上げていったものたちが、いつか何かの光を持つと思っています。何かの光を宿すと信じている。その信じているという気持ちが、日常や毎日に魔法をかけてくれるといいなと思います。やっぱり魔法は、人をしあわせにするためにあると思うので。
最後に、わたしの好きな絵本の話をしておこうと思います。いせひでこさんの「ルリユールおじさん」という絵本です。大好きすぎて、エピソードを思う浮かべるだけで泣きそうになるくらいお気に入りのお話です。
(リンクは絵本ナビのもの)
現在フランスに10人ほどしかいない本を手製で治す修理屋のことをルリユールと呼ぶのですが、そのルリユールという職人と植物図鑑を大切にしている女の子のお話です。
主人公はお気に入りの植物図鑑が壊れてしまい、それをルリユールのところに持っていって直してもらう。ルリユールは主人公の本を直しながら、昔の父の仕事姿を思い出す。ルリユールの父は、少年の頃の彼に「名を残さなくてもいい、いい手を持て、ぼうず」と言葉を残す。
「わたしも魔法の手を持てただろうか」とルリユールは自問する。その答えは、美しく蘇った主人公の植物図鑑が答えてくれる。もうその植物図鑑は、二度と壊れることはなかった。
絵本の中のルリユールに名前はありません。彼はルリユールおじさんです。ルリユールという職人で、彼はその手を通して本を美しく直しつづけます。その仕事の中で、その繰り返しの中で幾度か優しい魔法が生まれることがある。魔法ってそういうものなのかもと思えるようになりました。
就職活動を迎え、出版を志すようになってから、この言葉をよく思い出すようになりました。わたしも、いい手を持てるでしょうか…。
Mでつながるわたしとあなた
三ヶ月以上遅れちゃったけど、これは八月の尾道旅行の記事です(懺悔)
タイトルは輪るピングドラムのタイトルより。ピンドラ最高の最高過ぎました。行く原監督狂信者になってまう………
二泊三日で広島の尾道に行ってきたので、そのメモです。
広島はこれで二回目で、前回は宮島や広島城、原爆ドームなどの主要観光地を巡ったので、今回はサブカルチャーとエモを入り混ぜた風情の街尾道に行ってきました。
旅行というよりお店巡りって感じだったので、巡ってきたお店の紹介って感じで書いていきます。
1日目 8月13日(月)
1日目をざっくり
7:40 東京駅発ののぞみに乗り、11:38 広島駅到着。尾道は豪雨災害によりJRで直接いけないので、バスか新幹線で乗り継ぐ必要があります。ご飯を食べてから、行きは新幹線で3時ごろに尾道駅に。尾道に行く途中、ヒッチハイクで東京から広島へ2日で言ったという猛者の後輩2人に偶然(マジでマジで偶然)出会い、電車でおしゃべりしていったんですが、こんなことってあるんやね…というきもち。すごいよね、わたし達は最初バスで行く予定だったし、2人はそもそも寝過ごさなければこの時間に広島を出る予定じゃなかったんですよね。
旅をしていると、旅先で出会った人と別の旅先でたまに会うことがあると放浪上手の人が言っていましたが、ただの旅行でもそういうことはあるんだなあと思いました。
今日は同行人がキツネ雨というロマンな喫茶店に行くのを楽しみにしていたため、商店街を通りながらキツネ雨でお茶してきました。
商店街、確かにシャッターの降りているお店がちょこちょこあったけど(お盆だからかな?)、それを上回るくらいに良いお店が多い。おしゃれで感度が高そうなお店が多くて、あちこち立ち寄ったり、寄り道したり、細い道を通ったりして、すごく楽しかった。
やまねこのおやつ
駅の出口で、商店街の入り口にあたる所に「やまねこのおやつ」()というお店があって、尾道プリンが有名だというのでそれを食べて見たんですが、これがすごく美味しい。レモンシロップをかけて食べるんだけど、しっかりした感触があるのに後味はクリーミーでとろ〜〜っとしてて本当においしい! 他にもスコーンやクッキーが販売されていて、わたしはフロランタンを買いました✌️ プリンはお土産で発送もできるらしいです! 超美味しかったから、実家に送りつけておきました。地方配送もできるのでぜひぜひ。
お店も可愛かった〜〜。
福福饅頭
やまねこのおやつの近くにあるお店で、大判焼きのお店なんですが、夏はミルクセーキを出しているので、それをいただきました。夏にはしみる冷たさと甘さで、結構ボリュームもあるので満足していただきました。ミルクセーキのアイス版みたいなやつなんですけど、あったかいミルクセーキしか知らなかったので面白かったです。
UZUSHIO ZAKKATEN
ハンドメイド・アクセサリーやデザイナーズ小物を販売しているお店。イヤリング、ピアス、リングがメインで、ウィメンズが8割、メンズもの2割くらい!
イヤリングを買ったんだけど、ほんと〜に可愛くてお気に入りです。みてみてかわいいでしょ
線がふとくて、重ためなイメージのアクセがすきな人はお気に入りがみつかると思うのでぜひ
大和湯ゆーゆー
見た目からしてフォトジェニックなお土産やさんアンドカフェレストラン 昔の銭湯をリノベーションして、カフェになったお店なので、床がタイルだったりしてすごく面白い! お土産はみかんジュースとかフレッシュなものがおおかったので、一泊2日旅行の人とか、その日に買って食べちゃうタイプの人はおすすめ! カフェメニューもけっこう地元を生かしたものがおおく、今度行った時はわたしも食べたいなあと思うものばかりでした
林芙美子旧宅
無料開放されてたのでちらっとみにいきました。長野の実家に何冊か彼女の本がありますが、わたしは短編を一編くらいしか読んだことがないので、これと言った感動はありませんでしたが、大正時代の室内が見られるので、そこはとても面白かったです。ただ何しろすごく狭いんですね。五畳ひとまと言う感じで、出入り口も押入れも階段もすごく狭い。ワンルームアパートの自宅が広く感じられるほどです。狭くて暗くて、でも彼女の本を書く感性はここから育まれていったのだろうと思いました。事前に読んでおけばよかったなあと少し後悔しました。
本を書く人は、一体全体何が会って本を書き、書き続けてしまうんだろうなあと思います。自分も書きますので、まず文章というものが大好き、それも取り憑かれているくらいに好きといいうのはあると思いますが、そうかと言ってみんながみんな小説家になるのとは違う。小説は別に読まなくてもいきていけるのに、本が好きという人は一定の層必ず存在しますし、そもそも本を出したりするのも今の所人間しかやらない文化なのも面白いですね。やっぱり人間は人間のことがいちばん面白い生き物なんだろうなと思います。
パン屋航路
志賀直哉の暗夜行路をもじった店名にセンスを感じて思わず入ってしまいました。外観もすごくおしゃれ〜
けっこう有名なパン屋さんかと思われますが、いかんせんたまたま手に取ったパンの味があんまり好みではなかったのが残念。何パンか忘れてしまいましたが、次行った時は別のパンを試してみたいです。
キツネ雨
同行人が本命にしているお店です。店内も名刺も、店員さんの制服すら大正ロマンなテイストで統一されていて、こういうのが好きな人にはドンピシャなお店でした。
メニューの名前もすごく可愛かった。不思議の国のアリスモチーフのお店とかで、なんでもない日おめでとうという名前のカクテルがあって、それがすごく可愛かったんですが、同じ種のものを感じますね。はいからラズベリーソーダとか、昔懐かしプリンとか。
モーニングから定食、軽食デザートも提供しているので、以外にがっつり食べれるのも嬉しいところかも。わたしは本当はパンケーキが食べたかったのですが、売り切れていたのでフレンチトーストを注文。厚切りなのにふわふわでした。わたしはトースト感が残ったフレンチトーストが好きなのですが、ふわふわトロトロのフレンチトーストが好きな人は是非注文して見てください。
一日目の所感(※これは当時の夜に書いたものです)
通りには夫婦でやっている果物屋さんがあって、帰りにそこでみかんを買いました。四つで500円…。安い…。冷蔵庫でヒヤヒヤにして食べました。桃も旬のうちに食べたいんだけど、ナイフとかないなと思って諦めました。東京行ったら食べよ〜ね。
ハンドメイドのお店や、林芙美子の生家記念館や、レコードを売っているお店、コーヒースタンド、パン屋さん、かわいいカフェやレストランファぽつぽつ開いていて、一軒一軒入りたくなるようなお店がたくさん! 中には土日限定で絵を描いて売るお店(チョークアートとは違うテイストだった)、温泉付きゲストハウス、帆布をバッグなどにリメイクして販売しているお店など、感度の高いお店があって楽しかった。わたしはいろんなものや服が好きで、それに関わる仕事がしたいなと思ってるけど、フリーで食べていけるようになったら、こういうお店を開くのもいいなあと思ってます。
猫と文豪が有名な土地だからか、猫アイテムや文豪にまつわるものがあちこちで見受けられました。
自転車の聖地らしく、あちこちにロードバイクのラックがあったり、自転車で走っている人がいました。わたしは弱虫ペダルの自転車知識しかないドドドドにわかだけど、ロードが走ってるとやっぱりかっこいいなあって思っちゃう。いいよね、自転車。
帰りは広島風お好み焼きを食べました。関西のこなものはやっぱりおいしい。駅ビルにあるお店でもちゃんとおいしいのも嬉しい。
明日は千光寺や商店街にないおしゃなお店を巡りたいな〜と思います。それにしても広島、ビビるほど暑かった……。山形の高原では暑いなんて一言も思わなかったんだけどな…(誇張表現)
余談ですが、帰るとき気がトチ狂って広島空港に行きました。広島空港から広島駅に来たことがあるにも関わらず、なぜかいけると思っていました。なんでだ?
お久しぶりの更新となりましたが、夏から色々色々色々色あったので、書くことは山ほどあります。隙間を見つけてちょこちょこ書いていきたい〜〜
バナナフィッシュにうってつけの日
インターン先で、お金と幸せについて特集していて、それを受けて働くことについて考えていることを書き留めておきたいと思ったものです。
全然ブログ書いてないですが、書きたいことはいっぱいあるんですよ、旅行もたくさん入ったし、コスメとかも切り替えたのがあるので…しかしなかなかブログ書くモチベにならず…これを機にもう一度描き始めたいと思います
21歳になりました。びっくりポンだね。就活の波にもまれながら、でも結構わくわくしながら働くということについて向き合っています。正直最悪就活できなくても良いと思ってもいます。就職だけがしたいのではないし、就職だけができてもきっと辛いんじゃないかとも思っています。あまちゃんだから…。
働きたいと思った会社がみつかならない、もしくは働きたいと持った会社が合わないと思った場合に就職先が見つからないのなら、それはそれで良いんじゃないかと思います。人生には他人との勝ち負けがたくさんありますが、一番は自分との勝負だと思っています。自分が納得できている就職であることを目標にしているので、もし就職できなかったとしても死ぬわけじゃないし、という気持ちで頑張っていきたい。
でもやっぱり、個人でかっこいい方がすごいと思っちゃうし、みんなが知っているところに就職できたらすごいんだろうなとも思うけど、思ってしまうからこそ、そういうことに目がくらまないようにしないとと思います。
私は体験するために生きていると思っていて、仕事をするということは、人やお金や商品やスキルやそういったことで、自分がしていきたいことを実現できること、自分が世界に影響すること、与えることと同列にあることだと思っています。私が良いと思える会社はそこを知っている会社なんじゃないかなとも思います。
私はカルチャーに救われたので、カルチャーに関わる仕事で恩返しがしたいなと思っています。それと同じくらいそのコミュニティの居心地がいいかと重視して就活したいなと思っています。
コミュニティとかカルチャーについて最近よく考えます。まだまとまっていないので、答えは出ていないのですが、もう少し考えていって、いつか答えが出せたらなと思います。そしてわたしにあう会社が見つかるように祈りながら、就活頑張りたいです。
オタクはなぜ業が深いのか?
オタクは業が深いらしい。
今はそこまで聞かなくなったような気もするが、去年とか死ぬほど業が深いっていうワードをあちこちのオタクが乱用していたように思う。
まあ実際、オタクは業が深いという言葉が大好き。
東に不遇な過去の推しがいれば業が深いと言い、西に複雑な境遇にある推しを見つけては業が深いといい、南にやりきれない関係性を持つ推しを知っては業が深いと言い、北に結ばれない恋に落ちる推しがあれば業が深いと言っている。
推しの業が深ければ、その推しを好きなオタクの業も深く、もう人界は鬼だらけだ。
まあ色々言ってみたけど、頻繁に使われてる業って何よ? オタクは何が業深いんだ?ということを考えたメモブログです。うまくまとまらなかったんですが、オタクとして10年生きてきたこと(キツすぎる)に気づいちゃったので、ちょうどいい機会かなと思って書いてみました。
多分一番業深いのはわたしです。
⑴業とは?
そもそも業って何よって話です。(全然関係ないけど、業ってBingで調べたらゆうちょの株価出てきた、なんでだ)辞書的な意味を三つ出すと、
1 仏語。人間の身・口・意によって行われる善悪の行為。
2 前世の善悪の行為によって現世で受ける報い。「業が深い」「業をさらす」「業を滅する」
3 理性よって制御できない心の働き。
だそうです。(ありがとうコトバンクさん、押しを向けて眠れません:https://kotobank.jp/word/%E6%A5%AD-61354)
今回のテーマに即してまとめると、仕草や言葉や心持ちがよかったり、悪かったりすることという意味で、もっというと行為が罪深いことって意味かなと思います。
そしてその罪深い行為が原因となって、結果に影響を与えるって感じかなあ。
つまり、業っていうのは悪い・罪深い結果を生み出す原因であるとここでは定義します。各位からメチャクチャ叩かれそうだけど、つまり俺の推しの業が深いってことは、俺の推しの罪が深いって意味になるんですよね。
⑵俺の推しがわるいわけない!
いやあ、でも、自分の推しが何をしたんだ!って思いませんか? 勝てない才能を前にしたって、100回でも100万回でも土俵に立ち続ける、そんな推し(手嶋さん)が何をしたんだよ! 愛してるゆえに走るしかない推し(手嶋さん)の業が大好き! サイコー! 推せる! 今日も推し(手嶋さん)の業が深い!
今、「キモ……」とか「キッツ……」って思った(正気の)人がいたら、ここから先はもっと気持ち悪いのでみないことをお勧めします。本当にやめておいたほうがいいです。マジで押しを推してるときのオタク(わたし)はヤバいので。
よくよくよくよくよく前文(推し(手嶋さん)の業が大好き!)見てみると、これ別に推しが本当に罪深いかどうかなんてわかんないと思いませんか?
例えばですが、わたしは、弱虫ペダルの手嶋さんの業は、
好きなのに才能がない、才能がないこともわかっている
→だから努力するしかない
→努力しても天才には勝てない
→勝てないからって勝利を諦めない、諦められない
→なぜなら走ることが好きだから(苦しくても辛くても、負けても勝っても辞められないくらいロードバイクを愛してるから)
という構図かなと思っています。(今更だけど、これは一ファンの意見だから、違うな…と思った人は無視しちゃってね)
そういう彼のひたむきなところと熱いところがメチャクチャメチャクチャ好きなわけですが、私の場合はとくに好きだから、どんなに苦しくても辞められないってところがバクモエのポイントなわけです。
マジでキモオタクなのを全インターネットの海に晒しちゃったな…。
はじめに戻りますが、手嶋さんがロードバイクをひたむきに好きなことが罪深いわけありません。そう、やっぱり推しが悪いわけないんだよね。
じゃあ誰が悪いのか? 誰が罪深いのか?
もちろんオタク(この場合は私)です!
⑶オタクはやっぱり業が深い
推しの〇〇なところが本当に推せる、本当に良い、苦しいくらいバクモエする、このバクモエの原因はやっぱり推しにある=推しの業が深い!
まあもちろんなそんなことはないわけです。先ほども言及しましたが、推しが〇〇なことをいいとか悪いとか萌えるとか好きとか色々言ってんのはオタクサイドなわけです。
仏教でも何が業ふかいか定義されていますよね。欲を持つこともその一つ。業という単語も、初めは行為だけをさしていたのに、それが善悪の意味も持つようになったのは、修行者が女性を見てあらぬことを考えるから、女性自体を罪深いものとすることで、女性から抜け出そうとするところから始まったそうです。
当然ですが、この場合、あらぬこと考えているほうが悪いことになるわけです。そういう風に見えるほうが業が悪いなと思いませんか?
つまりオタクも、推しに対してあることないこと考えているわけですから、業が深いのはオタクの方なわけですね。しかも、推し・作品が、バクモエのポイントを持っていたら、条件反射的に萌えてしまう。萌えれば萌えるほど推しに何くれとなく貢ぎ、あれこれ解釈して、なんならそれを本にもしてしまう。(同人誌はサイコー)
業が深いと感じて、業の深さに萌えてるオタクは、業を感じているオタク(わたし、もしくはあなた)に罪があることになる。でも、萌えは業だとして、業はわるいことなんだろうか? 善悪ってなんなんだ?
⑷わたしはスキを諦めない
じゃあ、オタクは罪なのか?と問われれば、そんなことはないと思いますし、何かに萌えること・好きになることは罪どころかすごくいいことだと思います。
業についてもそうですが、日常生活において、そういう風に見えるのは自分なのだと思います。電車でセクシーな誰かが自分を誘っていると思ったら、それは自分が、その人は自分を誘っているんじゃないかと感じただけに過ぎない。ある本のデザインがいいなと思ったら、それは自分がそう思っただけで、ほかの人は違うかもしれない。
自分が見えている世界は、あくまで自分が見たくてそう見ているんだと思うんですよね。
例えば解釈違いにおいても、Aが優しくみえる人がいれば、最低にみえる人もいるわけです。答えは自分の中にしかないわけだから、ほかの人を攻撃する必要はないし、逆に攻撃されるいわれもないわけです。
オタクだけにかぎって書いてきましたが、ヤバいことやキモいことのラインは人によって違います。何が好きかも全然違う。何が罪で、何が罰なのかは、日常生活においては自分の感性が決めているわけです。ある人が業深いといったらその人にはそうなわけだし、ある人が可愛いと思ったら、その人にはそう見えているというだけ。
だから、業もいかほどにでも深くていいし、自分が感じたことを曲げなくていい。そう思う人がそこにいるだけで、善悪の問題じゃない。善悪なんて、個人の問題においては自分で決めているんだと思います。
たぶんオタクは業深い。でも業深いのは全人類みんなそうで、罪深かろうがなんだろうがきっと別に問題ないのだ。アニオタだろうと、ジャニオタだろうと自分の好きをまっすぐ信じたらいいことに変わりはない。
ユリ熊嵐というアニメに、「わたしはスキを諦めない」というフレーズが繰り返し出てきますが、まさしくそうだと思います。スキに夢中になったもん勝ちだなって思う。自分の根幹を支える「スキ」、自分の輪郭を作っていく「スキ」は絶対捨てないでね。「スキ」を信じていこうよね。
気分次第で責めないで
山形旅行 二日目 メモブログ
山形旅行の二日目のめもブログです。 1日目はこれ(気絶するほど悩ましい - 移動祝祭日)
タイトルは前回と同じくキルラキルで、アニメ第六話から。最近み終わったんですけど、めちゃくちゃ良かったからウテナとかパンスト好きだった人はみて欲しいな。
あとこれは自慢ですが、友達のとってくれた写真がめちゃくちゃジャケ写だから、見て。
すごいでしょ……感動しちゃうでしょ……インスタ(https://t.co/ltAGnXzZm2)も写真すごいから見て…かっこいいから見て…(愛が重い女)
8月2日(木) スケジュール
8:00 レンタカーを借りて出発
朝5時に起きて(これがクオリティオブライフ)、朝ごはんとサンドイッチを作ってからレンタカーを借りて出発。今日もすごく天気が良くて、そして暑い。
山形は東北にあるけど盆地なので暑いことは暑い…。
もちろん山のほうへ行けば涼しいくらいなんですが。
10:40 最上川
最上川には白糸の滝というのがあって、川の対岸まで船で渡らないといけないのですが、今回の旅行では時間を逃してしまっていけなかったので、次回は川下りとともにチャレンジしたいなと思います。
わたしの出身地の長野は標高が高く山がちなので、最上川のような川幅の広い川を木曽までくだらないとなかなか出会えないので、すごく新鮮でした。
ちなみに最上川は流路延長(河口から水源までの長さ)が、229Kmもあるんだそうです。(いま調べた)
本日の第一メインステージ、羽黒山に到着!
羽黒山とは出羽三山のひとつで、月山(これでがっさんって読む)、湯殿山が連なる、標高414mの山です。
調べてみたら、出羽三山はすごく面白い山々で、由緒は飛鳥時代の皇族、第32代崇峻天皇の御子、蜂子皇子(はちこのおうじ)が都逃れして船で山形にたどり着いたとき、3本足の烏に導かれ、羽黒山の阿古谷(あこや)で修行をはじめたことにあるんだそうです。
なんか古代スペクタクルファンタジーにありそう。
難行苦行の結果、羽黒山の神、伊氏波神(いではのかみ)の出現をみたのち、この神を鎮座させたとのこと。これが出羽三山神社の開山のきっかけになり、蜂子皇子を開祖としているそうです。
あと全然関係ないけど、公式ホームページがすごい癖が強くて読んでて楽しかったから、興味があったら読んでみて。公式ホームページ(出羽三山神社 公式ホームページ)が古代スペクタクルファンタジー小説みたいなのはじめてみた。
ちなみに主峰の月山が過去世、羽黒山が現世、湯殿山が来世を意味しているそうです。だから生まれ変わりの山なんだって。オタク脳だからメチャクチャかっこいいと思っちゃうね。
羽黒山の神社に行くには果てない、マジで気が狂うほどばかみたいに冗談じゃなく長い階段があって、これがほんとビビるほどキツイ。
友だちは登り切ったと言ってましたが、本気の本気で運動できるジャージやスポーツウェアでこないと汗だくで地獄に落ちます。(これはわたし。)
そして、これはほんと~~~~にたまたまだったんですけど、国宝になっている羽黒山五重塔が特別公開されていたので、拝覧してきました。
羽黒山に残る建造物としてもっとも古いもので、明治以来開けられたことはなく、天皇陛下在位30年を祝して、特別公開していました。
要は150年ぶりに扉が開かれたわけです。ラッキー やったぜ。(内部は撮影禁止なので、きになる人は実際に見に行ってみてねん)
案内の女性に教えていただいたのですが、五重塔って5階まであるんじゃなくて、一本の木によって支えられている構造になっているので、実質は2階までの作りになっているんですね!
中はいわば空洞で、縦長の屋根を支えている木が一本通っている形だそうで、1階の仏像と内部構造が特別公開になっていました。
11月までやっているそうなので、行く人はぜひ。
秋の羽黒山はきっとすごくきれいなんだろうな。
本日の第二メインステージの海向寺に行く前に日和山公園でサンドイッチを食べ、近くにある日枝神社に行ってみました。
別表神社(有名で財政面でも力があるので、合併せずとも成り立つ神社のこと)のなかで行ったことがあるのは、
・諏訪大社(長野、地元だしね)
・住吉大社(大阪)
・氷川神社(埼玉川越)
・熱田神宮(愛知名古屋)
・厳島神社(広島)
などです。日枝神社はお初でした。あとは春日とか宇佐にも行ったことがないので、行ってみたいです。
日枝神社で見かけた猫です。お納めください。
猫が好きすぎるせいか、単純に猫が多いからか、どこかにたびに行くたび、猫を一匹は見かけている気がする。前回の山形でもお城で飼われてる猫みたし。
ねこはいい。ねこはほんとうにいい。でも、なぜ毛がある動物はやさしくて可愛いのに、人間より先に死んでしまうんだ?(人生の命題)
15:00 真言宗知山派海向寺
本日の第二メインステ〜ジ。
個人的には今日のハイライトです。
真言宗知山派海向寺は、江戸時代のお寺で出羽三山の湯殿山信仰の拠点になり、全国で唯一二体の即身仏を祀っています。
(撮影禁止なので友達が撮ってくれた写真でお茶を濁します、ごめんね…)
即身仏っていうのは、まあ行ってしまえばミイラです。
即身仏とは生きた体のまま悟りを得て仏になった(即身成仏)、ミイラのことをさします。空海が即身成仏を日本に持ってきたわけですが、やっぱり空海は天才ですね……。
即身仏自体は日本だけでなく、タイやチベット仏教や中国などの密教のお寺で見ることができ、現在でも即身仏を目指して修行中の方もいるんだとか。
(タイで今年の1月に即身仏になった僧侶が微笑んだって記事もあります→
死から2カ月後、にんまり微笑んだタイ僧侶のミイラ! 完璧な涅槃の証拠、躰から虹を発することも)
しかし、現在日本では即身仏になるための修行が禁じられているので(自殺行為に当たるんだそうです)、現存している16体の即身仏がなくなってしまったら、日本で即身仏を生で見ることはできないんだそうです。
住職さんに教えていただいたのですが、海向寺は湯殿山信仰のお寺で、湯殿山は神仏習合修験道の山であり未来を意味する山なので、即身仏に願いをかけるときは未来に関する願いがいいんだそうです。
わたしもなんかお願い事した気がするんですけど、鳥頭すぎてすぐ忘れちゃった。
海向寺にいらっしゃる即身仏は忠海上人と円明海上人のお二人で、前者は1755年、後者は1822年から肉体の時間を止めたことになるそうです。頭の中で秘話ヒストリアのBGM流れてきちゃうよね。
日本の湿気に耐えるために膠を塗って補修しているそうです。
目の前にモノホンのミイラがあるわけで、いってしまえば死体があるわけですが、怖いとか気持ち悪いというよりもはや神秘的な気持ちでした。
なんだかどきどきして、その黒く補正された肉体のかけているところを、ずっとそこでみていたかったです。不気味の谷現象なのかも。
指もかけて、目も落ち窪み、皮膚の色は黒く、小さく固まって座っている、かつて人間だったもの。
150年以上そこにいる人。
戦争があって、時代が変わって、かつてのものが全て失われても残っている。
いろんな人の祈りが降りかかっても、肉体の滅びるまで、ずっと存在しつづけるもの。
わたしはみている間、本当にどきどきした気持ちが止まらなかった。
体がそこにあっても生命があるわけでないから、喋るわけではないし、動くこともできないことを考えると、いまこの肉体を走っている生命エネルギーの熱量にびっくりしちゃうね。
即身仏はミイラと違って、死んだのちに内臓をこそぐことはないので、
1 体の中のタンパク質や脂肪を自分で落としきって
2 自重で立てなくなるほどまで筋肉をなくし
3 絶命するまで土中で座り続ける
修行を続けるのですが(キツすぎん?)、弟子たちはこの人の肉体をなんと祈っただろうか考えてしまう。
この体をここに座らせ、膠をぬって、12年に一度服を取り替えてやる人は何を思ったんだろうか。この死体がなん百年も時間を持ちえることを想像できただろうか。
この人の体、確かに熱くてしめっていたものを全て自分自身で損っていく壮絶な過程を見つめてしまったら、確かに祈りたくなるだろうなあ。
ちなみになんですけど、海向寺はなぜか英語に強いらしく、公式ホームページ(酒田 海向寺 - 即身佛 砂高山海向寺 昔の人と今ここで会える)やお寺でも英語の話せる方がいらっしゃいました。
寺ねこがいるらしく、公式インスタ(海向寺/kaikouji-temple (@kaikoujitemple) • Instagram photos and videos)にはたま~に写ってます。ねこはサイコ~~!
16:00 日本海
海がみたい!という欲求に勝てず、友達の運転(マジで運転めちゃくちゃ上手いんですよ、本当です、乗ってて安定感すごかった)で日本海を見てきました。
ちろっと降りて見ただけなんですが、磯のにおいが本当に濃い!
先日片瀬江ノ島に行ってきましたが、海の潮の香りはこっちの方が濃く感じました。
とにかく海が綺麗で、砂浜はゴミが流れ着いていて、岩石に波が何度もあたっては砕けて白く弾け、足を浸してぼんやりしたくなりました。
山形旅行・まとめ
二日間で山も海も寺も神社も田園もドライブも楽しめて、マジでマジで楽しかったし、友達がドライブ中にかけてくれた曲もすごくよかった。
わたしはミーハーで、人の好きなものも全然抵抗なくあれこれ試すタイプなので、山登り好きな友達に釣られて山やあちこちをもっと歩きたいなあと思いました。
ガチ登山は苦手だけど、歩くのがだいすきになったから、旅行がさらに楽しくなった。
東北はこれで三回目ですが、素敵すぎて何回でも行きたい。億万回行きたい。楽しい。次東北に行くときは、仙台とか秋田とか行きたいな~~~。
気絶するほど悩ましい
タイトルは今見てるアニメのキルラキルのタイトルから。タイトルセンスありすぎじゃない?
7月30日の夜に夜行バスで山形に行き、8月3日の朝に夜行バスで東京に帰ってくるっていう弾丸旅行をしてきたので、そのログブログです。山形に行くのはこれで2回目で、今回も山形にいる高校時代からの愛してる友達の家にお泊まりしました。
友だち、会うたびにいとしくて愛してる…ってなっちゃうな…(頭がバグってる)
あと下は旅中で一番うまく撮れたと思っているエモ画像です。やばくない? フランス映画じゃない?(図にのるな)
8月1日(水) スケジュール
8:00 レンタカーを借りて出発
これは朝の様子だけど、山形駅です。この前は冬にきて、くもりだったから、まえとはだいぶ印象のことなる旅のスタートでした。山形、涼しいように思えて意外と暑い…。もうこの地球に涼しい場所はないのかもしれない…と思いつつ高校時代からの友だちが運転するレンタカーで、蔵王・御釜へ向かいます。車で一時間半ほどで到着!
とにかく風が強いし、緑が濃い!
行きに山を登る車道の山々のみどりの量さえ圧倒的で、東京で見られる一ヶ月分、もしくは一年間分のみどりを見つくしたなと思えるくらい。空気はすこしだけ薄いようにも感じられましたが、その分だけ空の青色があざやかな、雲ひとつない晴天でした。
ここは宮城県苅田郡にあるところですが、山形との合間にあるところらしく、昔もめたらしいということを友達に聞きました。
御釜というのは円型の火口湖で、湖面はエメラルドグリーン~濃い黄緑いろをしています。湖水は強酸性のため生物は生息できず(すでにエモくない?)、水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖なんだとか。エモすぎるね。表層と深層で温度が違う湖とかあるんですね。
写真見てもらえばわかるけど、とにかく切り立った崖ととろとろした色の水が浮かんでいるのが神秘的。ずっと見てると、そこで泳ぎたくなるんですが、さわったら皮膚が溶けちゃう。岸の色はほんのりと明るいんだけど、中心にいくほど深みのある底しれない色になって、太陽の光があたると、ぬるぬる光って、ちょっとした生きものみたい。風もつよくて、すご~く体じゅうすっととして、気持ちよかった!
わたしは山育ちだから、やっぱり緑がちかくにあると息がしやすい。蔵王は空気がつめたくて、風がぜんぜんあまくなくて、体の底から冷えていくのがきもちよかった。体温がすこしずつ下がっていくのが、都会ですごすうちに胸に育った熱いぐるぐるしたものを押し出していくようで、うれしくなっちゃって、旅中はずっとニコニコしてました。夏の山形にくるならぜひ蔵王立ち寄ってください。
涼しいし、きもちいいよ。
頂上付近にある神社です。山岳にあるのは奥宮で、9月彼岸終わりに里宮に御神体が下山し、蔵王開山から下山式までそこに祭られるんだとか。伊達家の家臣として有名な片倉家の総守護神だそうですよ。わたしはオタクなので、ここでBASARAの片倉小十郎しか出てこなかったよパーリィ…。
祭神はヤマトタケルだそうですが、これは古代か明治の神の体系化(名前忘れました、ほんとうに史学科か?)のときに上から言い渡された神なんじゃないかな~とぼんやり思ってます。日本史専攻とは思えない残念知識であれだけど、もともとは修験道の蔵王権現(日本独自の山嶽仏教・修験道の本尊)らしいし。
風がつよすぎて前も見えねえような状況でとりあえずお賽銭して、おみくじ引きました。
今さらなんですけど、御朱印あつめたほうかいいかなとも考えつつ、しかしもう手遅れな気もしつつ…。蔵王の御朱印なんてなかなかこれるもんじゃないのにね…。かわいい御朱印帳見つけたらはじめようかなあ~。
一時間半ほどいたんですが、それだけでも体が冷えるくらいだったので、お越しになるときは長ズボン・長袖(ジャケット)があるといいかも。
どこに行こうか迷って友達が磐梯吾妻スカイラインをすすめてくれたので、五色沼とそれを見に福島県を通りました。この山の木々をぜんぶ集めたら、東京都は森で沈むんじゃないか?と思うほどこんもりとした山々でした。友だちとも話したけど、山形の山はまるっこいんですよね。ふんわりこんもりしてる。長野の山は森林限界をこえる標高の高さもあいまって、鋭角というか、するどいシルエットがおおいんですが、山形の山はみっちりと木々の生えたみどりの深い森でした。
13:30 レモンラーメンを食べる
お腹が空いたので道中止まってレモンラーメンなるものをいただきました。意外に合う! おいしくてぺろりとたいらげちゃった。友達は夏バテでふうふう言いながら食べてましたが。
夏バテで痩せるとかいう経験したことないんですよね…かっこよくない? 夏バテでご飯たべれない経験してみたい…。
14:10 五色沼
行ってみたかった五色沼! 福島県の観光地でもあります。あんまり長い時間おれなかったのですが、信じられないほどきれいでした! 次はちゃんとスニーカーで来て、二時間くらいかけてゆっくり歩きとおしたい!
五色沼は正確には「五色沼湖沼群」と言い、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖・沼のことで、今回行ってきたのは唯一手漕ぎボートで湖を探索できる毘沙門沼です。
五色沼は、沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと色が違うのが特徴で、色が異なる要因は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などだそうです。毘沙門沼は深みのあるみどりみの青で、太陽があたると湖面がキラキラしてホントウ~~にきれいだった。
あまりにもロケーションが良すぎて、何をみても何を写真に残しても映画みたいに見えちゃうくらい。湖なので水に塩気がなく、みどりの甘い匂いだけがあって、なんだか天国みたいだったんだよね。陸のすぐ近くの水は透明で、すこしでも土と遠ざかるとすぐに青みがかかる。イメージ的にはモネの池みたいな感じかな。
一周はせず、毘沙門沼を途中までかるく巡って、アイスクリームたべて出発。秋がいちばんいい季節らしいので、来年かその次の秋にトレッキングに来たいなあと。
16:00 磐梯吾妻スカイライン
友だちがすごく推してくれたので、磐梯吾妻スカイラインへ。福島市西方の高湯温泉から土湯峠へ吾妻の山並みを縫うパノラマコースとなっており、「日本の道100選」にも選ばれています。今まで有料道路だったものが7月に無料化した道で、近くには浄土平・吾妻山があり、トレッキングや展示があります。
いってしまえば岩壁や山の稜線が見えるだけの道といってしまえばそうなんですけど、ただそれだけの風景がものすごく雄大で、ひろくて、やさしい色の岩壁と木々が車のスピードとともに流れていく。空の色がぐんとあかるくて、下の景色は青く霞んで山なのにちょっと海にいるみたいでした。わたしは山や森は好きだけど、実際にのぼるのは初心者で、軽いハイキングくらいでないとすぐ根をあげちゃうんだけど、ドライブでぐんぐん景色がすぎると、あまりに惜しくて立ち止まってしまいたくなる。山にのぼる人は、この景色をゆっくり味わってるんだろうなあと思います。
こちらも浄土平には止まらなかったので、また福島にきたときにチャレンジしたいです。
旅行でいろんなところをコンプリートするよりかは、つまみ食いするような旅をしてますが、またきたいなと思えるのでそれはそれでいいかもしれない。福島市内も巡ってみたいですね。
20:30 帰宅・お夕飯
クタクタになりながら帰宅して、すぐに寝て次の日は5時に起きて用意。早起きはやっぱりいいですね。わたしは7・8時間寝たいんだけど、寝起きはいいんですが寝入りばなについついケータイ見るマンなので、生活でもこれくらい規則正しく健康にいきたいね…。
山形というより福島旅行では?と思ったんですが、この後も県外にばっかいます。東北できちんと宿泊して観光したことあるのは山形だけなので、今度は仙台に二泊したいなあと考えているところです。あんまりプランも立てず、いきたいところにフラ~と立ち寄る旅だったんですが、思わぬ出会いみたいなのがあってすごくおもしろかった。
あとドライブであちこち行くのははじめてだったんですが、同級生が運転するクルマ、エモくないですか? みんな会ったときはどこか遠くに行く手段をほとんど持っていなかったのにね。今はもうどこにでもいけちゃうね、どこにでも行こうね。
バックシートに二人で
7月まとめブログです。
タイトルは集団行動の曲の歌詞から。下記リンクから聞けます。めちゃ素敵だから聞いてねダーリン。
インターン先の人に教えてもらったバンドです。わたしは音楽弱いので、どんどんカルチャーに触れていきたいな。
日々の雑記
じぶんを見失いがちな日々を送っているのですが、ツイッターでもブログでも生活でも、とにかく誰かを基準にするのではなく自分の声を聞かねばと思います。インスタの楽しそうな投稿や、ツイッターやブログで成功している人の発信なんかみちゃうと死にそうになります。わたしは何者にかなれるのだろうか。
でも答えはずっと、それこそきっと生まれたときからわかっていて、わたしはわたし以外にはなれずに死んでいくし、わたしがやるべきこと、やりたいことでできること、そして貢献できることは、自分でいることだけなのだと思う。なにかに異様になって惹きつけられたり、崩れ落ちてしまったりすることは自然ではないのだろうなと。人間が生き物であるかぎり、自然体でいること以上にやることはないのかもしれない。
でも、そのことがわかるのは、何者かになってからだとも思うんですよね。何者でもないふにゃふにゃの生き物だった時間と、何者かとして存在している時間のどちらもを知ってからでないと選べないことな気もする。とにかく今は苦しいというか、宙ぶらりんで振り回されている日々ですが、ひとつひとつ積み上げていこうと思います。
美容
使い切り
レブロンリップ(1600円):◎
めちゃくちゃ好き! お気に入りのオレンジリップ!
口紅・リップの使用期限は一年以内だそうで、ギリギリ使い切れてよかったです。いえ~い。
とにかく発色がいい。見たまんまの色に発色するし、カラーステイもいい。レブロンリップ特有のスンとする香りが気にならないならぜひ使ってみてください。ただそのまま塗るとくどいほど発色するので、下地にリップクリームを使うのがおすすめ。うるうるのくちびるになるし。わたしは他に積んでるリップが10本ほどありますが、それを使い切ったらリピートしたいなあとも思います。
ジョンソンベビーローション無香料(700円):○
ラベンダーの香り付きをのちに買いましたが、これが最高。ほんとに。
わたしはボディクリーム愛してるからいろんなボディクリームを試しましたが、香り・使い心地・保湿・コスパ合わせて赤ちゃん用のジョンソンベビーローションのラベンダーの香りが神推しです。
ただ夏には結構おもく感じられると思うから、夏はニベアの柑橘系のボディミルクのがおすすめかも。ボディクリームはまいにち使うし、ボディショップやデパコスのボディクリームも確かにいいんですが、コスパを考えたらこれが一押しです。でも香り付きのが好きだから無香料自体はリピートしないかな。
Honeyシャンプー・コンディショナー(各1500円):△
しっとりした仕上がりが単純に好みじゃなかったんですが、コンディショナーのポンプがうまく作動しなくなったのが△の理由です。でもわたしはふんわりさっぱりの使い心地が好きなので、また好きなシャンプー・コンディショナー探しに移行したいと思います。
お気に入りのものを見つけるの、楽しいよね。
イソフラボン化粧水(800円):△
もっちりした使い心地が好みじゃなかったのですが、テクスチャがとろろんとしたものが好みの人にはおすすめかも。保湿もしてくれるとは思うんですが、個人的には肌の調子を上げてくれる感じがなかったし、(ただ単に肌の調子が悪かっただけだけど)、リピートはないかなあ。
ハトムギ日焼け止め(400円):○
ハトムギ化粧水が出してるのと同じところから出てるのかな? 安いから買ったんですけど、体用にバシャバシャ使えたのが良かった。お金がないときにど~しても日焼け止めがほしいとき、海で一日何回も塗り直すって時にまた書いたいな。日焼け止めされたかどうかはそこまで感じませんでしたが、落としにくいというのがないのと、香りがスッキリとした香りで夏向けっぽいのはいいなあと思いました。
購入品(使い切ったら書きます)
キュレル日焼け止め(1500円)
ジョンソンベビーローションラベンダー(700円)
レイヴィ ボディソープ(1200円くらい?)
クーアナチュラ化粧水・乳液(1500円)
ヴェレダ ボディオイル(2500円)
薬用ベラルダ アロエジェルローション(700円)
読書:11冊
ひな菊の人生 / 南米と不倫 / マリカのソファー・バリ夢日記 / アンドロメダ・ハイツ(王国その1) / 痛み、失われたものの影、そして魔法(王国その2) / ひみつの花園(王国その3) / アナザー・ワールド(王国その4) / サウスポイント / スナックちどり / ジュージュー
塗仏の宴・宴の支度
ひたすら吉本ばななを読み、そして吉本ばななを読む日日です。就活のこともあって、不安や自分をどうしようという気持ちで深刻になりすぎているので、小さなことを積んで万物の扉を開くような小説を読むとホッとします。
わたしは多分、知識を得るために本を読むのが苦手で、読書は救いというか、自分のなかのしずかな場所、水のきれいなところに帰っていくためのツールに近いんだなあと思います。ままならなると本が読みたくなるんですが、わたしはいま好きな作家の本を読みつくしてしまったら、何を読むんだろうか……。
アニメ・ドラマ
斉木楠生の災難2期(24話)
安定の面白さでした。おもしろいものを作れる人はすごい。芸人さんやギャグ漫画をかける人はほんとうにすごい…。自分がシリアス脳なので、なにかつくるときはシリアスに作ることが多いので、コメディをつくる人の脳みそはどうなっているんだろうといつも思います。
本編ですが、原作完結おめでとうございます! 原作を読んでいないのでどういう結末になったのかわかりませんが、アニメ三期で明かされるのかなとも思うので、それまで楽しみにとっておきます。オリジナルストーリーエンドだったら原作も読んじゃおうかな。
でもオタクとしての超個人的意見ですけど、斉木くんが誰かと付き合うの、解釈違いで死にそうになるんですよね……。斉木くんはあのままだからいいというか……照橋さんとくっつくの、わかる、わかるし全然OKなんだけど、厳密にはグッとこない…。
でも照橋さんと付き合ってる斉木くんが公式で見られるなら、それはそれで楽しそうなので楽しみです。でも女の子勢だとあいうらさんがいちばんすき! ギャルはいいよね。
弱虫ペダル4期(24話)
人間は全員弱虫ペダルを見てください!!!!(大声)
弱ペダは自転車競技の少年漫画なんですが、アツさ、癖になるキャラ造形、謎の勢いの良さがあるオモシロ漫画だからぜひ見て。みんな騙されたと思って手嶋さんが登るところまで見て。
だって、あんな笑い声ヤバすぎる爬虫類キャラや、ふつ~~~に警察呼びたくなるヤバ男たちがかっこよく見えるの、なんなの?
わたしは3期は手嶋さんのために見てたんですが、4期は完全に小鞠くんとゆ~とくんが気になって見ました。原作は小鞠くんの過去が明かされたらへんまで見たのですが、そこから先読んでないのでワクワクしながら読みました。やはり弱ペダはサイコーという感想になりました。サイコーという概念を漫画にしたみたいな…(オタク語)
てゆ~~~か4期のOPかっっこよすぎない!?!? まじでOP飛ばせないすぎて拍手しちゃったもんね…。
以下は推しの手嶋さんについてです。ナオンはみんな手嶋さんを好きになる。これはアカシックレコードに書いてあんだよ。
いや推しは真波くんとか巻島さんとかなるこくんとか鏑木くんとかいっぱいいるんですけど(今見るとオールラウンダーひとりもいなくて笑っちゃった、なにかに傾いている男すきすぎてる)、手嶋さんはそれはそれとして作品として推させてください。支離滅裂な思考なのはわかってるんだけど、手嶋さんは才能ばっかの弱ペダ界にいるただ一人の凡人みたいな立場で、後輩に叩かれるしいい想いなんて全然してなくて、だからこそ彼はいいキャラクターなんですよ。
これはネタバレになるので、わかる人にだけわかってほしいし、見てない人はもうこれ以下見ないで原作見て欲しいです。気になったらNetflixで原作を見て…。
↓以下ネタバレに関わります
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