気絶するほど悩ましい
タイトルは今見てるアニメのキルラキルのタイトルから。タイトルセンスありすぎじゃない?
7月30日の夜に夜行バスで山形に行き、8月3日の朝に夜行バスで東京に帰ってくるっていう弾丸旅行をしてきたので、そのログブログです。山形に行くのはこれで2回目で、今回も山形にいる高校時代からの愛してる友達の家にお泊まりしました。
友だち、会うたびにいとしくて愛してる…ってなっちゃうな…(頭がバグってる)
あと下は旅中で一番うまく撮れたと思っているエモ画像です。やばくない? フランス映画じゃない?(図にのるな)
8月1日(水) スケジュール
8:00 レンタカーを借りて出発
これは朝の様子だけど、山形駅です。この前は冬にきて、くもりだったから、まえとはだいぶ印象のことなる旅のスタートでした。山形、涼しいように思えて意外と暑い…。もうこの地球に涼しい場所はないのかもしれない…と思いつつ高校時代からの友だちが運転するレンタカーで、蔵王・御釜へ向かいます。車で一時間半ほどで到着!
とにかく風が強いし、緑が濃い!
行きに山を登る車道の山々のみどりの量さえ圧倒的で、東京で見られる一ヶ月分、もしくは一年間分のみどりを見つくしたなと思えるくらい。空気はすこしだけ薄いようにも感じられましたが、その分だけ空の青色があざやかな、雲ひとつない晴天でした。
ここは宮城県苅田郡にあるところですが、山形との合間にあるところらしく、昔もめたらしいということを友達に聞きました。
御釜というのは円型の火口湖で、湖面はエメラルドグリーン~濃い黄緑いろをしています。湖水は強酸性のため生物は生息できず(すでにエモくない?)、水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖なんだとか。エモすぎるね。表層と深層で温度が違う湖とかあるんですね。
写真見てもらえばわかるけど、とにかく切り立った崖ととろとろした色の水が浮かんでいるのが神秘的。ずっと見てると、そこで泳ぎたくなるんですが、さわったら皮膚が溶けちゃう。岸の色はほんのりと明るいんだけど、中心にいくほど深みのある底しれない色になって、太陽の光があたると、ぬるぬる光って、ちょっとした生きものみたい。風もつよくて、すご~く体じゅうすっととして、気持ちよかった!
わたしは山育ちだから、やっぱり緑がちかくにあると息がしやすい。蔵王は空気がつめたくて、風がぜんぜんあまくなくて、体の底から冷えていくのがきもちよかった。体温がすこしずつ下がっていくのが、都会ですごすうちに胸に育った熱いぐるぐるしたものを押し出していくようで、うれしくなっちゃって、旅中はずっとニコニコしてました。夏の山形にくるならぜひ蔵王立ち寄ってください。
涼しいし、きもちいいよ。
頂上付近にある神社です。山岳にあるのは奥宮で、9月彼岸終わりに里宮に御神体が下山し、蔵王開山から下山式までそこに祭られるんだとか。伊達家の家臣として有名な片倉家の総守護神だそうですよ。わたしはオタクなので、ここでBASARAの片倉小十郎しか出てこなかったよパーリィ…。
祭神はヤマトタケルだそうですが、これは古代か明治の神の体系化(名前忘れました、ほんとうに史学科か?)のときに上から言い渡された神なんじゃないかな~とぼんやり思ってます。日本史専攻とは思えない残念知識であれだけど、もともとは修験道の蔵王権現(日本独自の山嶽仏教・修験道の本尊)らしいし。
風がつよすぎて前も見えねえような状況でとりあえずお賽銭して、おみくじ引きました。
今さらなんですけど、御朱印あつめたほうかいいかなとも考えつつ、しかしもう手遅れな気もしつつ…。蔵王の御朱印なんてなかなかこれるもんじゃないのにね…。かわいい御朱印帳見つけたらはじめようかなあ~。
一時間半ほどいたんですが、それだけでも体が冷えるくらいだったので、お越しになるときは長ズボン・長袖(ジャケット)があるといいかも。
どこに行こうか迷って友達が磐梯吾妻スカイラインをすすめてくれたので、五色沼とそれを見に福島県を通りました。この山の木々をぜんぶ集めたら、東京都は森で沈むんじゃないか?と思うほどこんもりとした山々でした。友だちとも話したけど、山形の山はまるっこいんですよね。ふんわりこんもりしてる。長野の山は森林限界をこえる標高の高さもあいまって、鋭角というか、するどいシルエットがおおいんですが、山形の山はみっちりと木々の生えたみどりの深い森でした。
13:30 レモンラーメンを食べる
お腹が空いたので道中止まってレモンラーメンなるものをいただきました。意外に合う! おいしくてぺろりとたいらげちゃった。友達は夏バテでふうふう言いながら食べてましたが。
夏バテで痩せるとかいう経験したことないんですよね…かっこよくない? 夏バテでご飯たべれない経験してみたい…。
14:10 五色沼
行ってみたかった五色沼! 福島県の観光地でもあります。あんまり長い時間おれなかったのですが、信じられないほどきれいでした! 次はちゃんとスニーカーで来て、二時間くらいかけてゆっくり歩きとおしたい!
五色沼は正確には「五色沼湖沼群」と言い、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖・沼のことで、今回行ってきたのは唯一手漕ぎボートで湖を探索できる毘沙門沼です。
五色沼は、沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと色が違うのが特徴で、色が異なる要因は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などだそうです。毘沙門沼は深みのあるみどりみの青で、太陽があたると湖面がキラキラしてホントウ~~にきれいだった。
あまりにもロケーションが良すぎて、何をみても何を写真に残しても映画みたいに見えちゃうくらい。湖なので水に塩気がなく、みどりの甘い匂いだけがあって、なんだか天国みたいだったんだよね。陸のすぐ近くの水は透明で、すこしでも土と遠ざかるとすぐに青みがかかる。イメージ的にはモネの池みたいな感じかな。
一周はせず、毘沙門沼を途中までかるく巡って、アイスクリームたべて出発。秋がいちばんいい季節らしいので、来年かその次の秋にトレッキングに来たいなあと。
16:00 磐梯吾妻スカイライン
友だちがすごく推してくれたので、磐梯吾妻スカイラインへ。福島市西方の高湯温泉から土湯峠へ吾妻の山並みを縫うパノラマコースとなっており、「日本の道100選」にも選ばれています。今まで有料道路だったものが7月に無料化した道で、近くには浄土平・吾妻山があり、トレッキングや展示があります。
いってしまえば岩壁や山の稜線が見えるだけの道といってしまえばそうなんですけど、ただそれだけの風景がものすごく雄大で、ひろくて、やさしい色の岩壁と木々が車のスピードとともに流れていく。空の色がぐんとあかるくて、下の景色は青く霞んで山なのにちょっと海にいるみたいでした。わたしは山や森は好きだけど、実際にのぼるのは初心者で、軽いハイキングくらいでないとすぐ根をあげちゃうんだけど、ドライブでぐんぐん景色がすぎると、あまりに惜しくて立ち止まってしまいたくなる。山にのぼる人は、この景色をゆっくり味わってるんだろうなあと思います。
こちらも浄土平には止まらなかったので、また福島にきたときにチャレンジしたいです。
旅行でいろんなところをコンプリートするよりかは、つまみ食いするような旅をしてますが、またきたいなと思えるのでそれはそれでいいかもしれない。福島市内も巡ってみたいですね。
20:30 帰宅・お夕飯
クタクタになりながら帰宅して、すぐに寝て次の日は5時に起きて用意。早起きはやっぱりいいですね。わたしは7・8時間寝たいんだけど、寝起きはいいんですが寝入りばなについついケータイ見るマンなので、生活でもこれくらい規則正しく健康にいきたいね…。
山形というより福島旅行では?と思ったんですが、この後も県外にばっかいます。東北できちんと宿泊して観光したことあるのは山形だけなので、今度は仙台に二泊したいなあと考えているところです。あんまりプランも立てず、いきたいところにフラ~と立ち寄る旅だったんですが、思わぬ出会いみたいなのがあってすごくおもしろかった。
あとドライブであちこち行くのははじめてだったんですが、同級生が運転するクルマ、エモくないですか? みんな会ったときはどこか遠くに行く手段をほとんど持っていなかったのにね。今はもうどこにでもいけちゃうね、どこにでも行こうね。