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カルチャー・旅行・試行錯誤

かつて魔窟の国

 

香港旅行の後編 三日目と四日目、あと全体のまとめです。タイトルの魔窟は九龍城的な意味でつけました。ぜんぜん香港っぽいタイトル浮かばなかったので自作です。上海ならいっぱいあるのになぁ~~

前編は下記リンクです

karoyaka.hatenablog.com

 

 

<3日目>
 死ぬほど詰め込んだ香港観光の1日でした。この日30000歩近く歩いてるんですよ、やばくないですか? 消費カロリー700以上だよ。もう何食べてもよくない?(よくない)

 ホテル近くで、初心者にもおすすめと書いてあったお店で飲茶を済ませました。

 

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(人生初飲茶~~)

 飲茶っていうのは、中国広東省、香港、マカオを中心に行われている習慣で、中国茶を飲みながら点心を食べることだそうです。今はあんまり聞かないですが、世界三大美食の国なだけあって、ごはんがあちこちおいしくて幸せでした。

 

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 フォトジェで有名な、(たぶん海外では本来の歴史観よりもおしゃれだからって意味で有名そう)な黄大仙(ウォンタイシン)廟へ。ウォンタイシンという香港の有名な大仙人のお墓で、道教のお寺らしいです。

 

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 道教独特のカラーである金黄色の屋根に、精細彫刻の仏像、赤い円柱が立つ、とにかく豪華で古典的なイメージの建物でした。奥のほうに庭園があり、表のお寺だけでなく会員しか入れない場所もあるなど、意外に広い場所でした。香港のお線香ってきらきらしてて長くて大きい! 

 

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 日本と違って鉢にさすだけでなく、3回頭を下げて、お祈りしたあとに捧げる形式らしいですね。ちなみに占いが人気だそうでしたが、日本語対応が見つからなかったので今回はあきらめました。今度はいきたいね。

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 それにしてもとにかく豪華絢爛で、見ごたえありました。ザ・フォトジェニックってかんじです。

 

 

 

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 そこからメトロでわたしが生まれた病院を見に行きました。外装を見に行くだけのつもりが、思ったより遠くて、しかも死ぬほど坂の上にあるんですよ。死ぬかと思いながら歩きましたね。

 

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 病院は総合病院でメチャ広く中にスタバまでありました。それにしても都市が本当にシムシティっぽい。あとベランダがないので、換気扇を外の壁に貼り付けている高層な建物が多く、不思議なでこぼこがあちこちにあっておもしろかったです。海外のスタバ、トールとかって頼まないんですね、普通にミディアムとかでした。そのお店だけなんかな。

 

 

 

 香港の海と建築美を一望できる公園に立ち寄りました。ヴィクトリアパークっていうのかなこれ。

 

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 父はこの辺に住んでいたんだとか。潮風はそこまで磯っぽくなく、風が強く、青は日本の青よりもずっと緑がかったティファニーブルーみたいな色合いでした。フィルターありなしでもあんまり変わらなくてびっくりしたもんね。

 

 

 死ぬほど迷いながら、わたしが一番行きたかった文武廟へ。

 香港最古の道教のお寺で、文神と武神が祀られているのだとか。香港がイギリスにより植民地化された後、1847年に中国人の実力家によって建てられたお寺で、民家のような小さな建物です。

 

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 3つに分けられた建物の中はお線香が絶えず焚かれ、捧げられています。また廟のなかには、渦巻き状の大きな線香が有名で、この線香の煙は、祀られている神への敬意を表するためのお清めの意味と、煙を絶やさないことで神への思いを絶やさないようにとの意味も込められているそうです。

 

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 フォトジェというより美しく映える画があるかんじかなあ。光が差し込む様子とか、日本と違うお線香の香りとか、これぞエモという風景でした。

 

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 いわゆる百万ドルの夜景がみられる香港一高い山、ヴィクトリアピーク。ほんとはピークトラムにのっていくべきなんですが、死ぬほど混んでたので断念。

 

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 いまではそこまで珍しい夜景風景でもないと思います。百万ドルとまではいかないと思いますが、香港の夜景と百万ドルと呼ばれた時代には、ここまで夜の明るい町があること自体が珍しいと思うので、そのときはたしかにそれだけの価値のある風景だったのかもしれません。

 

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 風がめちゃくちゃ強くてべとつき、髪がすべてさらわれながら、ぐるっと見て回る感じでしたが、もし自分がずっと香港で生きていたら、わざわざここに来ることもないのかなと思うとちょっとエモかったです。

 

 

 

 山を下りて、香港の名物ストリート、女人街(ノイヤンガイ)へ。

 

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 たくさんの露店並ぶ、チープでディープな世界で、たくさんの露店やお店が日々にぎわっているエリアだそうです。九龍でもっとも有名なナイトマーケットで、いかにもなチャイナ服やイミテーションのバッグ、中華茶器などなど夜12時すぎまであかるい露店ストリートです。

 時間がなくて購入まで行きませんでしたが、この近くはわたしも手が出やすいコスメショップがあったりして、歩き回るのが結構楽しい街です。

 

 ザ・香港ってかんじなので、行く人はぜひぜひ足を運んでほしいですね! 今度はわたしもなにか買いに行きたいなあ。
 いかにもってかんじで、ネオンもあかるく、けっこう上がります。

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<4日目>
 あまりの疲労に耐えかねて、お土産などを爆買い日本人化しながら帰国しました。そしてアルバイトの入社をすっぽかすバカをやらかしました。(なんとかなってよかったね)

 

 お土産として購入したのはクッキーカルテットのクッキーです。香港はクッキーブームだそうで。みんなに配る用と、自分用のバタークッキーを購入。バターきいててめちゃくちゃおいしい。百万個食べたい。

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 あとは一年位前から流行っているメディヒールを三パック。ほんとうはかわいい茶器みたいなものを購入しようと思ったのですが、微妙に時間がなく……。

 

 あとはお母さんへのお土産にランコムのジェネフィックアドバンストと、化粧水と乳液。自分用にも一本買いました(ヤバ) しかもプラスでリップも買ってるからね。ほんとに積みリップふやしてどうするんだ。唇も顔も一個しかないの、たぶん理解してないんですよね。

 

 脳みそがないので美容液を買い、そして美容液を買っています。

 旅のお供の読書は、京極夏彦鉄鼠の檻よしもとばななのチエちゃんたちの夜です。京極夏彦は文庫本で1400ページくらいあるので、旅にお勧め。よしもとばななは本がうすいので、さらっと読みたいときに。二冊ともちょうど読み切る形で旅を終了。

 

 旅のお供には分厚い本を持っていくのがわたしの習慣で、旅の記憶や匂いと結びついて、結構特別な一冊になることもあります。いまはキンドルとかで気軽に何冊も持ち歩けますが、わたしはやっぱり紙媒体が好きですね。Wi-Fiがなくても読めるし、目も疲れないし。

 

 

 

 

<まとめ>

 香港旅行のまとめとしては、香港は意外にちいさいので、メトロとバスを乗り継げばけっこういろんな場所を巡れます。四日まるまる旅行したら、行きたいところはほとんどいけるんじゃないかな~と。

 

 食べ物もおいしいし、気を付ければ治安もそこまで悪くはないし、若い女性の一人旅行にもおすすめできます。わたしはぜんぜんしゃべれないけど、英語も通じるしね。ただ大きい通り以外はやっぱり通らないのがおすすめです。

 あとびっくりしたのが、チップ制ではないところ。日本と同じくサービス料が料金に初めから追加されてるんですね。チップなれてなくてもいける。

 とにかく夜が長くて豪華。次行くときは九龍公園、女人街で買い物、ランタオ島、スタンレーなどなど、ゆっくりめぐる旅がしてみたいな。

 

 今年の夏は台湾に行こうとお父さんと話したので、台湾旅レポもしたいな~~。

 

 

 

大学在学中に行きたい場所リストを最後に乗せます。おすすめスポットとかあったらおしえてねん

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